Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.2 )
日時: 2011/02/10 23:37
名前: スレ主

*【パーミッション】 [#y09d3481]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#t15bd2f9]
***前置き
 [[パーミッション]]とは、[[カウンター>カウンター#o0d8ffad]]による[[無効]]などを駆使し[[相手]]の戦術を崩すことを目的とする[[コントロール>コントロール#h03c9861]][[デッキ]]の総称である。~
 カードプールの増加により現在では多種多様な[[パーミッション]]が存在するが、このページでは[[カウンター罠]]を用いて[[コントロール>コントロール#h03c9861]]する[[デッキ]]全般について述べる。

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.3 )
日時: 2011/02/10 23:38
名前: スレ主

***[[デッキ]]の説明
 多数の[[カウンター罠]]を採用し、[[相手]]の行動を妨害して[[デュエル]]の主導権を握る[[パーミッション]][[デッキ]]。~
 [[カウンター罠]]による[[スペルスピード]]3の[[無効]]化能力が最大の特徴である。~
 [[発動]]に成功すれば[[カウンター罠]]以外には[[チェーン]]されないため干渉されにくく、[[相手]]の[[カード]]を封じる力は非常に高い。~

 一方で、強力な[[カウンター罠]]は[[発動]][[コスト]]が高めに設定されており、[[ディスアドバンテージ]]を負いやすいという欠点を抱えている。~
 恒久的な[[アドバンテージ]]源となる[[ドローエンジン]]を採用することで多少は[[手札]]消費を補うことができるが、それでも[[相手]]の[[カード]]全てを[[無効]]にすることは難しい。~
 ゲームを決定づけるような[[相手]]の[[キーカード]]、すなわち[[マストカウンター]]を的確に狙う必要があるため、豊富な知識と慎重なプレイングが要求される。~

 このような扱いにくさはあるものの、大抵の[[カウンター罠]]は単体で機能するため、投入する[[デッキ]]をそれほど選ばない。~
 [[コントロール>コントロール#h03c9861]]を軸としながらも、[[ビートダウン]]や[[ロック]]など各種[[デッキ]]への派生が考えられる。~
 主力となる[[カウンター罠]]の特徴は勿論、あらゆる[[デッキ]]の構成やそのプレイング・[[カードの効果]]などをしっかりと把握し、的確な構築・対処ができるようにしたい。~

 [[09/09/01>禁止・制限カード]]の[[制限改訂]]により採用率が高く強力な[[《神の宣告》]]が[[制限カード]]に指定され、運用が著しく厳しくなった。~

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.4 )
日時: 2011/02/10 23:38
名前: スレ主

**[[デッキ]]構築に際して [#kf4b6ba7]
 【パーミッション】には勝利手段の異なる複数の構築パターンが存在するが、それらを単一のページで解説することは困難である。~
 そのため、ここでは[[どの種類>#af76e6d7]]の【パーミッション】でも採用が望めるものや、各タイプの【パーミッション】の代表的な[[カード]]を中心に説明する。~
 各種[[デッキ]]の詳細は、[[デッキの派生>#b1950249]]から当該ページを参照にされたい。~

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.5 )
日時: 2011/02/10 23:39
名前: スレ主

***[[カウンター罠]]について [#ac5721c9]
 [[ノーコスト>コスト]]だが[[無効]]にできる状況や対象が狭いものから、[[汎用性]]が高いものの多大な[[コスト]]を要求する[[カード]]など、幅広く存在する。~
 主に使用されるのは、『[[発動条件]]の容易さ』・『[[無効]]にできる範囲』に優れたもので、[[発動]][[コスト]]は少々度外視される傾向にある。~
 これは、[[相手]]の行動と[[セット]]した[[カウンター罠]]が噛み合わずに[[腐って>腐る]]しまい[[相手]]の行動に対応できない、といった状況を少なくする意味合いが強い。~
 また、後手に回って[[カード]]に対処するという受動的な性質から、【パーミッション】は[[相手]]の[[デッキ]]構築によって影響を受け易い。~
 [[【メタビート】]]ほど徹底する必要はないが、[[環境]]を意識した[[カード]]選択も多少求められる。~

 [[モンスターの召喚]]や[[カードの発動]]の[[無効]]化には優れている[[カウンター罠]]だが、一度[[フィールド]]に出されてしまった[[カード]]に対して干渉する力は弱い。~
 短所は[[効果モンスター]]や[[魔法>魔法カード]]など他の[[カード]]で補い、長所を上手く引き出していきたい。~

 この項目では採用率の高いものを主に紹介するが、それ以外については[[こちら>カウンター罠#s165399a]]でリストが確認できる。~

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.6 )
日時: 2011/02/10 23:39
名前: スレ主

-[[《神の宣告》]]~
あらゆる[[カード]]を[[無効]]にする最高峰の[[カウンター罠]]であり、防御面での切り札。~
[[ライフ]]の半分という[[コスト]]は重いが、どんなに[[ライフ]]が低くても[[発動]]が可能という捉え方もできる。~

-[[《魔宮の賄賂》]]~
[[魔法>魔法カード]]・[[罠>罠カード]]の[[発動>カードの発動]]を[[無効]]にすることができ、数ある[[カウンター罠]]でも上位の[[汎用性]]を持つ。~
しかし、[[相手]]に[[ドロー]]させる[[デメリット]]は決して軽視できるものではない。~
どちらかといえば、多少の[[アドバンテージ]]差を物ともしない、強固な拘束力を持った[[デッキ]]に向いていると言えるだろう。~

-対[[モンスター召喚>モンスターの召喚]]~
間接的に[[モンスター効果>効果モンスター]]を防ぐ役割もあり、[[汎用性]]の高いものは[[ロック]]要素の強い[[デッキ]]でも採用したい。~
この系統の[[カウンター罠]]ではやはり、高めの[[ライフコスト]]を要求するものの抜群の対応範囲を持つ[[《神の警告》]]が光る。~
[[無効]]にできる対象は狭まるが、[[シンクロ召喚]]対策に[[《昇天の黒角笛》]]も投入が見込める。~
[[ノーコスト>コスト]]で[[召喚]]・[[反転召喚]]を[[無効]]にできる[[《キックバック》]]はテンポを取りやすいが、[[手札]]に[[バウンス]]するため[[ディスアドバンテージ]]を負いやすく、好みが分かれるところ。~

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.7 )
日時: 2011/02/10 23:39
名前: スレ主

-対[[モンスター効果>効果モンスター]]~
現在の[[環境]]では[[モンスター効果>効果モンスター]]による[[除去]]が多く重要度は高いが、層の薄さは否めない。~
[[手札コスト]]があるものの、ほぼ全ての[[チェーン]]に乗る[[モンスター効果の発動]]を[[無効]]にできる[[《天罰》]]が最も確実な手段。~
[[発動条件]]が限られるため[[メタ]]を意識した[[サイドデッキ]]向けの[[カード]]となるが、[[《畳返し》]]・[[《威風堂々》]]なども覚えておきたい。~

-対[[魔法カード]]~
[[手札]][[コスト]]を要するが確定[[カウンター>カウンター#o0d8ffad]]の[[《マジック・ジャマー》]]や、不確定さはあるものの安定した[[1:1交換]]を望める[[《マジック・ドレイン》]]が主要な[[カード]]。~
双方とも使いどころを限定するような[[発動条件]]は無く、優劣は付け難い。~
[[デッキ]]コンセプト・[[環境]]を考慮し、どちらか一方、あるいは両方を採用しよう。~
なお、[[魔法カード]]に対応した[[カウンター罠]]は比較的豊富に存在する。~
少々特殊で[[汎用性]]があるとは言いがたいものも多いが、目を通してみるのも良いかもしれない。~

-対[[罠カード]]~
[[《盗賊の七つ道具》]]が比較的少ない[[ライフコスト]]のみで[[発動]]でき、優秀と言える。~
極端に[[ライフ・アドバンテージ]]を重視したり、徹底的に[[罠カード]]を対策した構築にしない限り、[[《盗賊の七つ道具》]]と[[《魔宮の賄賂》]]で足りるだろう。~

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.8 )
日時: 2011/02/10 23:40
名前: スレ主

-その他の[[カウンター罠]]~
--[[《強烈なはたき落とし》]]は安定した[[1:1交換]]が可能な[[手札破壊]][[カード]]。~
積極的に狙える[[発動条件]]を持ち、[[《豊穣のアルテミス》]]や[[《天空聖者メルティウス》]]などの[[効果]]の[[トリガー]]として気軽に使用できる。~
ただし、[[ボード・アドバンテージ]]と[[カードの発動]]に対する的確な[[カウンター>カウンター#o0d8ffad]]を重視する【パーミッション】のコンセプトからは少々外れる。~
--[[《ヒーローズルール2》]]は[[墓地]]利用への[[メタカード]]として機能する。~
周囲の[[環境]]に合わせて採用を考えていきたい。~
--[[攻撃]]を防ぐ[[カウンター罠]]として目に付きやすい[[《攻撃の無力化》]]だが、性能はやや心許ない。~
単体では[[ディスアドバンテージ]]となり[[相手]][[モンスター]]を残してしまううえ、[[発動]]タイミングが限定されているため[[除去]]されやすい。~
[[カウンター罠]]の[[発動]]から[[効果]]を使用できる[[モンスター]]を採用する場合でも、安易に投入するのは避けたい。~

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.9 )
日時: 2011/02/10 23:40
名前: スレ主

 基本的には、[[カウンター罠]]の比率が高くなるほど[[コントロール>コントロール#h03c9861]]能力も高くなるが、[[カード]]消費もより激しくなる。~
 この点を解消するため、[[カウンター罠]]を多数投入する場合、[[ドローエンジン]]を併用することが多い。~
 [[カウンター罠]]と[[ドローエンジン]]の相性は悪くなく、上手く[[デッキ]]が回れば大きく[[アドバンテージ]]を取ることもできる。~
 ただし、[[コンボ]][[デッキ]]の性質も強くなるため、安定度や柔軟さはいくらか犠牲になる。~

 激しい[[手札]]消費へのもうひとつの回答として、[[カウンター罠]]を[[ライフコスト]]で[[発動]]できるものに偏らせる作戦が考えられる。~
 [[ドロー]]加速は望めないものの、[[ステータス]]に不安のある[[ドローエンジン]]への依存が無くなり、[[デッキ]]全体の柔軟性が増す。~
 一方で[[ライフコスト]]で賄うということは、[[カウンター>カウンター#o0d8ffad]]失敗を絶対許さない半ば背水の陣となることも多く、そのタイミングは非常にシビアになる。~
 細かく[[ライフポイント]]を削っていくような[[モンスター]]同士の[[戦闘]]を避ける姿勢や、[[ダメージ]]が累積する前に勝負を終わらせることができるスピードが求められる。~
 また、当然ながら[[バーン]]には非常に弱くなる。~
 [[ビートダウン]][[デッキ]]に挿された[[《魔法の筒》]]・[[《停戦協定》]]なども、[[ダメージ]]計算や戦術を狂わせ致命傷となるので注意せねばならない。~

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.10 )
日時: 2011/02/10 23:40
名前: スレ主

***[[モンスターカード]]について [#i3637819]
 まず思い浮かぶのが、[[カウンター罠]]と直接関連する[[効果>カードの効果]]を持つ[[モンスター]]。([[一覧>カウンター罠#j4e4e530]])~
 この中では、運用に[[カウンター罠]]以外の[[カード]]を必要としない[[《豊穣のアルテミス》]]と[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]が扱いやすい部類に入る。~
 主に[[ビートダウン]]を勝ち筋とした[[デッキ]]で、前者は[[ドローエンジン]]兼[[アタッカー]]、後者は[[フィニッシャー]]として活躍できる。~
 [[《裁きを下す者−ボルテニス》]]や[[《天空聖者メルティウス》]]は専用の構築が必要となり、[[【エンジェル・パーミッション】]]での運用が基本となる。~

-[[ドローエンジン]]となる[[モンスター]]について~
[[カウンター罠]]の[[発動]]による[[ディスアドバンテージ]]を補う手段として、以下の3枚がポピュラーである。~
特に、[[デッキ]]内の[[カウンター罠]]の比率が高く[[カード]]消費の激しい[[デッキ]]で採用されることが多い。~
どの[[カード]]もこれといった[[耐性]]は持ちあわせておらず、[[ステータス]]も低め。~
[[ドローエンジン]]の枚数に見合った防御体制を用意したい。~

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.11 )
日時: 2011/02/10 23:40
名前: スレ主

--[[《豊穣のアルテミス》]]~
[[ドロー]]条件は少々受動的だが、[[カウンター罠]]の[[発動]]による損失を確実に補填してくれる。~
しかし[[カウンター罠]]との[[コンボ]]でしか[[ドロー]]できないため、[[効果]]を活かそうとすると構築の幅が狭まってしまう恐れもある。~
この[[カード]]だけではなく[[デッキ]]全体のバランスを意識し、幅広い戦術に対応できるような構築を心掛けたい。~
[[ドローエンジン]]としては[[ステータス]]が高く、[[ビートダウン]]を勝ち筋とする【パーミッション】では[[アタッカー]]としての側面も持つ。~

--[[《デス・ラクーダ》]]~
いわゆる[[サイクル・リバース]][[モンスター]]の一種で、毎[[ターン]]1枚の[[ドロー]]ができる。~
他2枚に比べて少々派手さに欠ける能力だが、[[効果]]はもっとも単純である。~
[[相手]][[ターン]]では基本的に[[裏側守備表示]]になるため[[《地砕き》]]などの影響を受けない点、[[ドロー]]ペースを調節できる点は、地味ながら役立つ。

--[[《ワーム・リンクス》]]~
[[お互い]]の[[エンドフェイズ]]毎に1枚[[ドロー]]できる[[リバース効果]][[モンスター]]。~
驚異的な[[ドロー]]加速を可能にするが、エンジンが掛かるまでが少々遅い。~
特に、最初に[[ドロー]]した[[カード]]を[[セット]]するまでが[[《デス・ラクーダ》]]と比較すると大きく遅れるのは欠点。~
展開の早さを重視する[[デッキ]]や、一時的な[[アドバンテージ]]確保の遅れにも影響を受けるような繊細な[[デッキ]]には不向き。~

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.12 )
日時: 2011/02/10 23:41
名前: スレ主

>[[ドローエンジン]]は採用する[[デッキ]]にとって重要な[[キーカード]]であると同時に、単体では場持ちの望めない[[事故>手札事故]]要因でもある。~
手早く[[手札]]に呼びこみたいが、[[手札]]でダブつくと防御が薄くなるという問題を抱えている。~
決定的な[[サーチ]]・[[リクルート]]手段も無いため、[[プレイヤー]]の構築手腕のみでバランスを取っていかなければならない。~
各[[カード]]の性質をよく理解し、時間を掛けて採用枚数を調整していこう。

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.13 )
日時: 2011/02/10 23:41
名前: スレ主

***[[魔法カード]]について
 [[カウンター罠]]を多く採用するため、その分[[魔法カード]]の投入スペースは限られる。~
 もっとも、[[コントロール>コントロール#h03c9861]]要素は[[カウンター罠]]だけでほぼ完結しているので、[[魔法カード]]が0枚という極端な[[デッキ]]でも運用は可能。~
 かつては『[[《強欲な壺》]](時代によっては[[《天使の施し》]])のみという特化型を選択するのも十分選択肢の内』とされたことからも、非常に特殊な構築の[[デッキ]]であるのが実感できるだろう。~

 とはいえ、[[メタカード]]である[[《王宮のお触れ》]]を[[破壊]]できる[[《サイクロン》]]は、入れておいて損はない。~
 他には、[[《地砕き》]]などの[[モンスター]][[除去]]、[[フリーチェーン]]で使い道の豊富な[[《月の書》]]、序盤の[[手札]]の質を向上させる[[《強欲で謙虚な壺》]]といった[[カード]]が採用圏内に入る。~

-[[魔法&罠カードゾーン]]を圧迫する[[永続カード]]の扱いには注意が必要。~
[[伏せカード]]を多用するこの[[デッキ]]では、[[魔法&罠カードゾーン]]の空きスペースが[[カウンター>カウンター#o0d8ffad]]の手数に直接関わってくるからだ。~
しかし、完全なアンチ[[シナジー]]という訳ではない。~
[[永続カード]]を[[除去]]から守り[[フィールド]]に保持するという視点で見れば、[[無効]]化に秀でた【パーミッション】は絶好の[[デッキ]]タイプと言える。~
制圧能力の高い[[カード]]であれば、[[魔法&罠カードゾーン]]のスペースを割く価値は十分にあるだろう。~
こういった性質を上手く利用したのが、[[永続カード]]による[[ロック]]要素を取り入れた構築である。~

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.14 )
日時: 2011/02/10 23:42
名前: スレ主

***[[カウンター罠]]以外の[[罠カード]]について
 [[無効]]に特化した[[カウンター罠]]とは少々性質が異なるものの、他の[[罠カード]]も[[相手]]の戦術の妨害に長けている。~
 [[ビートダウン]]を勝ち筋とした[[デッキ]]では[[除去]][[罠>罠カード]]が、[[ロック]]系の[[デッキ]]では[[攻撃]]を封じる[[カード]]が採用される。~

 また、[[通常罠]]だが[[《スターライト・ロード》]]は複数枚[[除去]]への優れた[[カウンター>カウンター#o0d8ffad]]として機能する。~
 [[ライフコスト]]や、[[自分]]の行動も阻害する点で[[デッキ]]を選ぶが、[[《王宮の弾圧》]]も高い拘束力を持つ。~

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.15 )
日時: 2011/02/10 23:42
名前: スレ主

**[[デッキ]]の種類 [#af76e6d7]
 勝利手段や[[コントロール>コントロール#h03c9861]]の傾向によって、以下のようにおおまかに区分できる。~

***[[ビートダウン]]型
 [[戦闘ダメージ]]によって[[相手]][[ライフポイント]]を0にすることを目的としたタイプ。~
 構築や運にも左右されるが、【パーミッション】の中では早期決着が望める部類である。~
 多数の[[カウンター罠]]と[[ドローエンジン]]を投入し[[コントロール>コントロール#h03c9861]]を重視したもの、[[戦闘]]で[[アドバンテージ]]を取ることを意識し[[ビートダウン]]を重視したものが存在する。~
 前者は[[【ヴァンダルギオン】]]や、[[《裁きを下す者−ボルテニス》]]を[[フィニッシャー]]とした[[【エンジェル・パーミッション】]]が該当。~
 後者は[[【カウンタービート】]]が該当する。~

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.16 )
日時: 2011/02/10 23:42
名前: スレ主

-[[コントロール>コントロール#h03c9861]]重視~
[[戦闘ダメージ]]の蓄積が勝利手段ではあるが、[[戦闘破壊]]はそれほど狙わない。~
[[相手]][[モンスター]]は、主に[[罠カード]]による[[コントロール>コントロール#h03c9861]]で対処していく。~
少数の[[アタッカー]]で[[ライフ>ライフポイント]]を削りきるか、軽量の[[フィニッシャー]]で打点や[[除去]]力を補って一気に[[ビートダウン]]する。~
~
[[攻撃]]を[[ロック]]せず[[ドローエンジン]]を運用するため、[[相手]]の行動毎に[[カウンター罠]]などで対応しなければならず、あらゆる[[カード]]が[[マストカウンター]]になり得る。~
[[手札]]消費も非常に荒く、[[ドロー]]加速が上手く行かずに[[アドバンテージ]]差をつけられ、あっさりと戦線が崩壊することも珍しくない。~
しかし、その分[[相手]]の[[カード]]を削ることには長けている。~
[[デッキ]]に投入できる[[カウンター罠]]の数も最も多く、布陣が整えば強力かつ攻撃的な[[コントロール>コントロール#h03c9861]]を可能にする。~
[[カード・アドバンテージ]]次第で脆さと堅牢さが入れ替わる、好不調の差が顕著なクセの強い[[デッキ]]と言える。~
上手く回ると面白いぐらい[[相手]]が何もできないが、上手く回らないと面白いぐらい[[自分]]が何もできない。~
安定度の高い構築・プレイングを実現するには、多くの経験が必要になるだろう。~

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.17 )
日時: 2011/02/10 23:42
名前: スレ主

-[[ビートダウン]]重視~
上記の[[コントロール>コントロール#h03c9861]]を重視したタイプとは違い、[[戦闘破壊]]を中心に[[ボード・アドバンテージ]]を稼いでいく。~
[[カウンター罠]]は、こちらの[[モンスター]]への[[除去]]や[[相手]]の[[キーカード]]・[[フィニッシャー]]を封じるのが主で、よりピンポイントに使用していくことになる。~
構成が一般的な[[ビートダウン]][[デッキ]]に近く親しみやすいこともあり、[[マストカウンター]]の見極め方を学ぶのに適しているだろう。~
採用[[モンスター]]にこれといった定型は無いが、[[カウンター罠]]の分[[モンスター]]展開のギミックに割ける[[デッキ]]のスペースが減るため、[[下級>下級モンスター]][[アタッカー]]や軽量の[[上級モンスター]]が好まれる傾向にある。~
[[サポート>サポートカード]]として専用の[[カウンター罠]]を持つ[[種族]]・[[属性]]・[[シリーズモンスター]]の[[デッキ]]は、より自然な形でこのタイプの構築が可能。~

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.18 )
日時: 2011/02/10 23:43
名前: スレ主

***[[【フィフティ・フィフティ】]]型
 [[攻撃]]を[[ロック]]する[[永続カード]]を採用しつつも、[[ビートダウン]]での勝利を狙うタイプ。~
 [[ドローエンジン]]を[[戦闘破壊]]から守りやすいのが利点となる。~
 [[ロック]]を無視することができる[[モンスター]]で細かく[[ダメージ]]を与えていく『すり抜け型』と、準備が整った時点で[[ロック]]を解除し大型[[モンスター]]で[[ビートダウン]]する『スイッチ型』に分けられる。~
 どちらも様々な要素を含んだ[[デッキ]]構成となるため、構築の難易度は高い。~

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.19 )
日時: 2011/02/10 23:43
名前: スレ主

-すり抜け型~
[[ロック]][[カード]]は[[《レベル制限B地区》]]や[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]、[[《平和の使者》]]などを採用。~
これらの影響を受けない[[レベル]]3以下、もしくは[[攻撃力]]1500以下の[[モンスター]]で[[ビートダウン]]していく。~
[[《デス・ラクーダ》]]・[[《スカラベの大群》]]・[[《イナゴの軍勢》]]といった[[サイクル・リバース]][[モンスター]]が[[アドバンテージ]]を取りやすい。~
構築の際は[[【除去反転】]]のページも参照にされたい。~

-スイッチ型~
[[ロック]][[カード]]は[[自分]]には影響与えない[[《光の護封壁》]]、任意で[[自壊]]させることが可能な[[《平和の使者》]]などを主に採用する。~
[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]など[[自分]]も[[効果]]を受ける[[カード]]を採用する場合は、[[《サイクロン》]]などの[[除去]]手段を用意したい。~
[[魔法カード]]の採用が少ないため、強力な[[攻撃]]抑制能力を持つ[[《異次元の境界線》]]も無理なく使用できる。~
この場合、[[【エンジェル・パーミッション】]]に準じた特殊な構築が必要だが[[《天魔神 インヴィシル》]]で[[魔法カード]]を封じつつ[[ロック]]を解除することができる。~
[[フィニッシャー]]としては、やはり[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]が[[召喚>モンスターの召喚]]しやすく手軽。~
場が整えば[[手札]]・[[モンスター]]とも十分に用意できるので、[[《神獣王バルバロス》]]のような[[重い]]が強力な[[効果]]を持つ[[カード]]も運用できる。~

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.20 )
日時: 2011/02/10 23:43
名前: スレ主

***[[ロック]]型
 [[攻撃]]を完全に[[ロック]]し、[[効果ダメージ]]や[[特殊勝利]]によって[[デュエル]]に勝利することを目的とした[[デッキ]]。~
 [[【ドローゴー】]]が該当する。~

 この[[デッキ]]に於ける[[カウンター罠]]の役割は、[[ロック]]パーツや[[ドローエンジン]]、勝利手段となる[[カード]]の保護が主要なものとなる。~
 【パーミッション】の中でも一際防御的志向の強い、[[自分]][[フィールド上のカード]]の維持に徹した構築と言える。~

 現在では[[ロック]][[デッキ]]でも、[[永続カード]]の保護のために[[カウンター>カウンター#o0d8ffad]]を複数採用するのが一般的となっている。~
 そのため、[[ロック]][[デッキ]]と[[ロック]]要素を採用した【パーミッション】の境界は非常に曖昧である。~
 構築も[[【ロックバーン】]]や[[【終焉のカウントダウン】]]を基準に、[[カウンター罠]]や[[ドローエンジン]]の投入枚数を調整していくような組み立てが基本となる。~
 [[《異次元の境界線》]]の存在は、このタイプの[[デッキ]]でも大きな[[メリット]]と言える。~

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.21 )
日時: 2011/02/10 23:44
名前: スレ主

**この[[デッキ]]の弱点 [#g1bf468d]
 先述したようにいくつか構築の種類があるが、いずれも[[カウンター罠]]への依存が強い点で共通している。~
 そのため、[[《王宮のお触れ》]]や[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]、[[《ナチュル・バンブーシュート》]]などの[[罠>罠カード]]を封じる[[カード]]は天敵となる。~
 [[セット]]を封じてしまう[[《ダーク・シムルグ》]]も、同様に警戒しなければならない。~
 確実に[[カウンター>カウンター#o0d8ffad]]するのは勿論だが、[[発動]]・[[召喚>モンスターの召喚]]を許した場合にも備えておきたい。~
 対抗[[カード]]として[[罠>罠カード]]以外の[[除去]]手段を用意し、温存しておこう。~

 [[伏せカード]]を多用するため[[フィールド]]に[[カード]]が集中しやすく、[[全体除去]]にも最大限の注意を払う必要がある。~
 この[[デッキ]]は一度失った[[アドバンテージ]]を取り戻すのが非常に難しいため、絶対に[[無効]]にしなければならない。~

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.22 )
日時: 2011/02/10 23:44
名前: スレ主

**[[デッキ]]の派生 [#b1950249]
***[[【ヴァンダルギオン】]] [#s626a533]
 [[カウンター罠]]の[[発動]]から[[特殊召喚]]することができる[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]を[[フィニッシャー]]とした[[デッキ]]。~
 【パーミッション】ならば[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]は簡単に[[特殊召喚]]することができ、阻害能力を落とすことなく打撃力を補うことができる。~
 特定の[[種族]]・[[属性]]にも縛られないため、[[コントロール>コントロール#h03c9861]]に重きを置いた[[ビートダウン]]型【パーミッション】としてはオーソドックスなタイプと言える。~

***[[【エンジェル・パーミッション】]] [#s1530492]
 [[天使族]]統一型の[[デッキ]]。~
 [[天使族]]には[[カウンター罠]]との[[コンボ]]が可能な[[カード]]が複数存在し、多くの構築パターンを確立している。~
 高い制圧能力を持つ[[天使族]]の[[上級モンスター]]や、[[種族]]特有の[[シナジー]]の恩恵を受けられることも強みである。~
 [[《裁きを下す者−ボルテニス》]]を[[フィニッシャー]]とした[[デッキ]]、[[《天空聖者メルティウス》]]を軸とした[[【天空の聖域】]]寄りのタイプがよく知られている。~
 [[カウンター罠]]の[[発動]]から[[除去]]能力を使用できる上記2種の[[モンスター]]や、[[魔法・罠>魔法・罠カード]]の[[無効]]化を防ぐ[[《The splendid VENUS》]]の存在から、[[《王宮のお触れ》]]にある程度対抗できるのも特徴。~

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.23 )
日時: 2011/02/10 23:44
名前: スレ主

***[[【カウンタービート】]] [#w00b0f86]
 [[カウンター>カウンター#o0d8ffad]]で[[相手]]の[[モンスター除去]]を[[無効]]にしつつ、[[モンスター]]を展開し[[ビートダウン]]する[[デッキ]]。~
 使用する[[カウンター>カウンター#o0d8ffad]]は[[ライフ]]で[[コスト]]を賄えるもの、もしくは[[ノーコスト>コスト]]のものを中心に選択、[[戦闘破壊]]や[[モンスター効果>効果モンスター]]によって[[アドバンテージ]]を取っていく。~
 [[パーミッション]]系列と比べると、[[コントロール>コントロール#h03c9861]]要素や[[コンボ]][[デッキ]]の色が薄まり、[[ビートダウン]][[デッキ]]の色が濃くなる。~
 多くの[[【剣闘獣】]]、[[【メタビート】]]もこのタイプの[[デッキ]]構成になることが多い。~

***[[【ドローゴー】]] [#vc637a59]
 [[モンスター]]レスの一点特化型[[パーミッション]][[デッキ]]。~
 [[カウンター>カウンター#o0d8ffad]]や[[ライフゲイン]]でひたすら凌ぎ、数枚の[[《波動キャノン》]]の維持、もしくは[[《終焉のカウントダウン》]]の[[ターン]]経過に全てを賭ける。~
 打撃力は愚か、戦線維持や[[手札]]獲得にさえ注意を払っておらず、その分勝ち筋の薄さも半端ではない。~
 あまりにも[[手札]]が足りないため[[《天変地異》]]と[[《デーモンの宣告》]]のギミックを積むタイプまである、といえばそのすさまじさがわかるだろう。~

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.24 )
日時: 2011/02/10 23:45
名前: スレ主

***[[【フェザーパーミッション】]] [#n57cbd5b]
 [[【E・HERO】]]と【パーミッション】の混合型。~
 [[ノーコスト>コスト]]の[[《フェザー・ウィンド》]]を中心に、[[E・HERO]]の展開力の高さで場を維持していく。~
 構築の難度は上がるが、[[融合モンスター]]で打点を補えるのも強み。

***[[【イリダン・コントロール】>【ワーム】#xd940502]] [#u00b54a0]
 [[カード]]を[[セット]]することで[[ワームカウンター]]を発生させ[[破壊]][[効果]]を使用することができる、[[《ワーム・イリダン》]]を採用したタイプ。~
 [[カウンター罠]]を大量に[[セット]]する【パーミッション】との相性は良く、[[パーミッション]]全般が苦手としがちな能動的な[[除去]]を行うことができる。~

***【パーミッション帝】 [#de48cf9f]
 [[カウンター罠]]を[[発動]]することで[[トークン]]を生成する[[《人造天使》]]で[[リリース]]を確保し、強力な[[除去]]能力を持った[[帝]][[モンスター]]を展開していく[[デッキ]]。~
 大量展開した[[トークン]]を[[リリース]]できるため、[[《昇天の角笛》]]の採用も望める。~

Re: 【パーミッション】及び関連項目の改訂 ( No.25 )
日時: 2011/02/10 23:45
名前: スレ主

***[[【Vドラコントロール】]] [#s626a533]
 ※[[07/03/01>禁止・制限カード]]の[[制限改訂]]で[[《ヴィクトリー・ドラゴン》]]が[[禁止カード]]となり、実質的に消滅している。~

 [[《ヴィクトリー・ドラゴン》]]による[[マッチキル]]能力を取り込んだ、究極の[[パーミッション]]。~
 単体では使い物にならない[[《ヴィクトリー・ドラゴン》]]をサポートするため、安定度は無論落ちる。~
 恐ろしくバランスが要求されるため、普通の[[プレイヤー]]が使う分には[[【MCV】]]の方が強い。~

//**サンプルレシピ [#mc1cde75]
//-備考

**代表的なカード [#q6a1a4f3]
-[[《神の宣告》]]
-[[《魔宮の賄賂》]]
-[[《天罰》]]
-[[《神の警告》]]
-[[《マジック・ジャマー》]]
-[[《マジック・ドレイン》]]
-[[《盗賊の七つ道具》]]

-[[《豊穣のアルテミス》]]
-[[《デス・ラクーダ》]]
-[[《ワーム・リンクス》]]

**関連リンク [#yc8c4614]
-[[【ヴァンダルギオン】]]
-[[【エンジェル・パーミッション】]]
-[[【カウンタービート】]]
-[[【ドローゴー】]]
-[[【フェザーパーミッション】]]
-[[【Vドラコントロール】]]

-[[カウンター罠]]
-[[パーミッション]]

-[[デッキ集]]